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2005年9月13日 (火)

はがき

さだまさしさんのニューアルバム、「とこしへ」をくり返し聴いている。

聴きながらある人にはがきを書いた。私のとても大切な人。彼は私が10代の時から

知っている。ちょっと短気で怒りっぽいところもあるけれど、とても心があたたかい人

だと初めから分かった。何かと頼りにして、何でも相談していいお兄さん的存在。

私の青春時代にいつもそばにいてくれた。学生時代の私は表向き気が強かった

けれど、彼の前ではいつも泣いていた。

私の結婚式には主賓として来てもらった。彼は得意のギターで、さだまさしファンの

私のために「天までとどけ」を歌ってくれた。披露宴の最後、彼は主人に一言、

「頼むぞ」と言って、私と主人を同時に抱きしめてくれた。

私が病気になったと知って、真っ先に駆けつけてくれたのも彼だった。でも、当時

前の病院に通っていたため、私と彼の関係は大きく揺らいだ。第三者と会っては

いけない、これが病院の指示。彼も何とかしてやりたいと思ってくれていたが、

自分の存在が私の回復の妨げになると感じたようで、去っていった。彼を失った

ことで、私の心はますます壊れていった。彼はお兄さんで、彼にとって私は昔

から放っておけない妹のような存在。本当に大切な人だったのに、病院に

引き裂かれてしまったまま、今日に至っている。

正確にいうと、昨年あるパーティで久しぶりに会った。でも経緯が経緯だけに

どことなくぎこちない。私は一生懸命、ここまで元気になれたよ!と伝えた。彼

も安心してくれたと信じている。それ以上は話せないまま、帰り際の彼に、

「またメールするね!」と言った。彼は、うん、と言ってうなずいた。心と心は

通じ合っているのに、もどかしくて、切なかった。

「とこしへ」を聴きながら、彼にはがきを書いた。3333に行ったと報告。病気には

触れなかった。そこまで書くスペースもはがきにはない。でも、これでちょうどいい

という気がする。最後に、「私はとこしへにしあわせです」と記した。返事はいらない。

私の心が届けばいい。たとえほんの少しであっても。

いつかまた、お兄ちゃんと妹に自然に戻れる日が来ることを信じている。

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コメント

トラックバックありがとうございました。  

確かにまっさんの歌を聴いていると昔のことが思い出されて涙が止まらなくなることがありますよね。
でも、まっさんは違うメッセージも送ってくれています。
「October」や「桜散る」を聴いてみてください。「愛」を成長させるともっと寛大な「人間愛」になるのです。
大丈夫ですよ。
人間は誰にでも人生は共にできなかったけれど、自分のことを優しく暖かく見守ってくれる人がいるものです。
私はみやびさんより少し長く生きていますので確信を持って言えますが、そういう大切な人のことが、涙の思い出としてでなく、生きる支えとして存在する日が、いつか来ますから。
辛いときはまっさんの暗い歌を沢山聴くといいですよ。
そうするといつか明日に向かって歩き出す元気が湧いてきますよ。
偉そうなことを言ってゴメンナサイ。

投稿: 案山子 | 2005年9月14日 (水) 11時14分

案山子さん

あたたかい励まし、ありがとうございます。
一夜明けたらすっきりしました。本当は心の中では分かっているんです。この状態が一生続く訳ではないこと。彼が今でも私を気遣い心配してくれていること。
長い時間、一緒に過ごしてきた同士ですから、心と心は今でもちゃんと繋がっているんです。

「October」「桜散る」大好きな曲です。

投稿: みやび | 2005年9月14日 (水) 17時39分

おはようございます。
こちらは朝から良いお天気です。
いろんなことがあるけれど元気だしていきましょう。
みやびさんの人生はみやびさんが主人公。
大切に生きていこうね。

投稿: sandy | 2005年9月15日 (木) 08時27分

そうですね。たとえ小さな物語でも。
sandyさんのサイトのきれいなお花にいつも癒されていますよ。どうもありがとうございます。

投稿: みやび | 2005年9月15日 (木) 16時05分

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